唾液について
投稿日:2025年6月13日
カテゴリ:スタッフブログ
こんにちは。歯科医師の鎗田です。
本格的な梅雨に入りみなさん体調崩されたりしていないでしょうか。
今回は、皆さんもうご存知かもしれませんが、唾液の大切さについてもう一度お話ししたいと思います。
結構歯をしっかり磨いてるつもりなのに、どうして虫歯が出来るのだろうと思っている方もいるかもしれません。反対にそんなに頑張っていなくても虫歯が出来ないという方もいらっしゃる思います。
プラークコントロールはとても大切です。
それとともに虫歯を予防して進行を抑える働きをしているのが唾液なのです。
唾液には抗菌作用があり、虫歯菌の活動を抑える働きがあります。
虫歯菌が出す酸や酸性の食べ物により歯が溶かし菌が中に侵入していくことで虫歯が進行しますがこの酸を中和するはたらきをするのも唾液の働きです。
唾液に含まれるミネラルが歯の再石灰化を助けます。
このミネラル分が多く含まれていれば再石灰化を助ける事ができますが、
唾液自体が分泌量が減ってしまったり、質が良くないと機能しません。
唾液pHは体全体の状態を表していると言われ、アルカリ性に傾いている(pH7以上)方がいいとされています。
ミネラルを多く含むものとしてやはり野菜が挙げられます。
また塩分、糖分を多く摂取するとこのミネラルバランスが崩れてしまう為、塩分を控えてカリウム、マグネシウムなどを多く取り入れるといいとされています。
ネバネバ唾液は良くないサインの一つです!
皆さんも唾液の大切さをもう一度再確認していただき、
・噛む回数を増やす
・舌をよく動かす
・日々の食事(ミネラルを摂る、シュガーコントロール、塩分を控える)
・ストレスを溜めない
・規則正しい生活を心がける
など出来ることから始めてみてください。
きっと身体の調子も良くなってきますよ♪
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