加熱式タバコ|さいたま市北区宮原の歯医者|みずき歯科クリニック

埼玉県歯科医師会所属

バリアフリー構造

キッズコーナー

小児歯科にこだわり

診療方針と治療の流れ

予約制託児をご利用の際も事前にご予約ください

048-665-1180

埼玉県さいたま市北区宮原町3-319(土曜日診療)

加熱式タバコ

投稿日:2023年12月8日

カテゴリ:スタッフブログ

歯科衛生士の鈴木です。今回は加熱式タバコについてお話します。

当医院では問診時必ず喫煙されているか伺っています。喫煙は歯周病のリスクになるからです。
問診から得る傾向としては、
最近では加熱式タバコの使用者が増えております。理由は何でしょうか?

煙が少ない、タールが少ないといった理由の他に、
「加熱式タバコお席で吸えます」という飲み屋さんや、飲食店があるからでしょうか。
吸われている方は、少なからず健康に悪影響がある、ご自身だけではなくご家族や周りの方への配慮の必要性、本当は辞めたいなぁ〜と思っている方が多いからではないでしょうか。

加熱式タバコの毒性
タバコの使用により、すべてのがんや呼吸器疾患、動脈硬化による脳梗塞、くも膜下出血、心筋梗塞などの発症憎悪要因になります。新型コロナウイルス感染症では重症化、死亡率増加の要因になることが明らかになっています。
タバコの依存性はニコチンによるものです。その他の有害化学物質はがんの原因になります。
加熱式タバコの主流エアロゾル中にはニコチンが含まれ、その濃度は紙巻タバコと同等かやや低い程度です。有害物質の中には紙巻タバコに比べて高い濃度の物質もあります。
決して加熱式タバコだからといって健康被害が少ないとはいえません。

受動喫煙に関しても注意が必要です。
加熱式タバコの消費が増えたことにより、受動喫煙の機会が増加傾向にあります。
呼出エアロゾルは液体微粒子です。煙は30〜40cmの範囲でしか見えませんが3m先まで到達しています。
いわゆるホタル族でも、喫煙者に微粒子が付着します。部屋に戻れば受動喫煙の原因になります。
お部屋で喫煙すれば、たとえ換気扇の下でも壁やカーテンに付着します。
ご家族だけではなく、小さいペットにも影響します。

紙巻タバコと同様に加熱式タバコも禁煙外来対象となります。

歯周病のリスクにもなる喫煙
歯石もとても硬くなりやすく、血管を収縮しますので歯周病の進行に気付きにくいです。

これらのことから加熱式タバコの毒性について十分ご理解いただいたうえで喫煙していただきたいです。

喫煙者の禁煙支援になれば幸いです。

■ 他の記事を読む■

トップへ戻る