インフルエンザ予防と口腔ケアの意外な関係
投稿日:2026年2月6日
カテゴリ:スタッフブログ
みずき歯科歯科衛生士の池田です。
今回はインフルエンザ予防と口腔ケアの意外な関係について書いていきたい思います。
インフルエンザの予防というと、手洗いやうがい、マスクの着用を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実は近年の医学研究により、口腔内を清潔に保つことも、インフルエンザ予防に関係していることが分かってきました。
今回は、歯科医院の視点から「インフルエンザと口腔ケアの関係」について分かりやすくご紹介します。
口の中が不衛生だと、ウイルスが入りやすくなる?
お口の中には多くの細菌が存在しています。
歯みがき不足や歯周病が進行すると、歯周病菌などの細菌が増え、口腔内環境が悪化します。
最近の研究では、こうした状態が、
- インフルエンザウイルスの感染を助けてしまう
- ウイルスが体内に侵入しやすくなる
可能性があることが報告されています。
特に歯周病の原因菌の一部は、インフルエンザウイルスの感染力を高める働きを持つことが分かっています。
プロフェッショナルケアで発症率が下がったという報告
高齢者施設などを対象とした研究では、
- 歯科医師や歯科衛生士による定期的な口腔ケア
- 専門的な清掃や口腔管理
を受けている方は、インフルエンザの発症率が有意に低下したという結果が示されています。
これは、口腔内の細菌数が減ることで、
- ウイルスを活性化させる物質が減少する
- 感染のきっかけが作られにくくなる
と考えられています。
唾液も大切な「感染予防のバリア」
唾液には、インフルエンザウイルスの働きを抑える成分が含まれています。
しかし、
- 口呼吸
- 加齢
- 水分摂取不足
などにより唾液が減ると、感染防御力が低下してしまいます。
日頃からお口の中を清潔に保ち、よく噛んで食事をすることは、唾液の分泌を促し、感染予防にもつながります。
口腔内の「良い菌」を守ることも重要
口の中の細菌はすべてが悪いわけではありません。
健康な口腔内には、ウイルスの働きを弱める環境を作る善玉菌も存在します。
毎日のセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスは、
- 歯周病菌の増殖を抑える
- 良好な口腔内環境を維持する
ために非常に重要です。
インフルエンザ対策として、今できること
当院では、むし歯や歯周病の治療だけでなく、全身の健康を見据えた口腔ケアを大切にしています。
インフルエンザ予防の観点からも、
- 正しい歯みがき習慣
- 定期的な歯科検診・クリーニング
- 入れ歯や舌の清掃
をおすすめしています。
口腔ケアは、歯や歯ぐきの健康を守るだけでなく、感染症予防という面でも重要な役割を果たしています。
特に高齢の方や基礎疾患をお持ちの方にとって、日常的な口腔ケアと歯科医院での管理は欠かせません。
インフルエンザが流行する季節こそ、
ぜひ一度、ご自身のお口の状態を見直してみてください。
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